日本登場も間も無く、新型RAV4に迫る
10月2日、3日にプレスデーを皮切りに開幕した今年のパリモーターショーは、VWをはじめ10以上のブランドが出展を取りやめたため、
例年と比較して自動車メーカーの展示スペースが半減しました。ショーの目玉となるモデルも少なかったですが、国産メーカーで存在感を示した数少ないメーカーがトヨタでした。
トヨタは今回がワールドプレミアとなった新型「カローラツーリングスポーツ」のほか、ヨーロッパ市場はもちろん、世界中で大きな注目を集めること間違いなしの新型「RAV4」の欧州仕様を初公開しました。しかもハイブリッドバージョンを持ち込んだのです。
新型「RAV4 ハイブリッド」は、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のGA-Kプラットフォームを採用した新型「RAV4」に、最高出力177馬力、
最大トルク221Nm/4400rpmの2.5リッター直4ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせ、システム合計で218馬力の最高出力を発揮するハイブリッドシステムを搭載しています。
2.5リッター直4ガソリンエンジンは、ポート噴射と気筒内直噴の2つのインジェクター(燃料噴射装置)を備えたアトキンソンサイクルの「ダイナミックフォースエンジン」で、ハイブリッド車では最大41%という世界トップレベルの熱効率と、低燃費を実現しています。
今回登場した新型「RAV4 ハイブリッド」には、この新世代エンジンを備えたハイブリッドシステムがフロントアクスルを駆動する2WDモデルと、リアアクスルを電気モーターで駆動し、ハイブリッドシステムの合計出力が222馬力をとなる4WDモデルの2タイプが用意されます。
この電動4WDシステムは、現行モデルのものから大幅に強化されています。リアアクスルの駆動力は30%も増大して、前後駆動力配分は、走行状況に応じて100:0から20:80まで自動的に可変します。これによって、滑りやすい路面やオフロードにおける優れたトラクションを実現しました。
この4WDは、エンジン、トランスミッション、ブレーキなども制御するAIM(AWDインテグレイテッド・マネジメント)の採用により、オフロード性能が強化されています。
新たに用意された「トレイルモード」を選択すると、新開発のLSDがグリップとコントロールを維持し、タイヤが空転するような状況でも走破性を確保します。
優れた燃費性能も注目です。100kmあたりの燃料消費量は、NEDC(新欧州運転サイクル)で、2WD車が4.5L(約22.2km/L)、4WD車は4.6L(約21.7km/L)を実現しています。
CO2排出量も、それぞれ102g/kmと105g/kmに抑えられています。これは、CO2排出量の上限が決められていることが多い、ヨーロッパにおけるカンパニーカー市場で、大きなアドバンテージになるでしょう。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00010000-kurumans-bus_all
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