守備の名手に独占インタビュー、野球少年へのアドバイスは「絶対的なものはない」
球団史上初となるセ・リーグ3連覇の偉業を果たした広島カープ。菊池涼介内野手は二塁手として両リーグトップの守備率.995を記録し、華麗な守備で栄冠に貢献した。
「基本的に試合になれば、打てばOK、アウトになればOK、セーフになればOK」
――ノックの数をこなすこと、ですね。武蔵工業大学第二高校時代までみっちりと基礎を練習してきた。菊池選手は昨季まで5年連続でゴールデングラブ賞受賞です。
そして、侍ジャパンのプレーが認められて、海外メディアでも「忍者守備」「神の手」と絶賛されています。メジャーの選手やメディアに評価されるという部分は刺激になるのでしょうか?
「これまでのことを考えると、マジかっていう感じでもします。 WBCであったり国際大会に出させてもらってますけど、でもやっぱり向こうの選手と比べたら僕なんてまだまだなので、そう思います。
常に向上心というのはあるので、僕も向こうの選手みたいになりたいと思っているので。日本の野球にとらわれないと言うか……。もしも、僕が野球教室をやったら、“打球を正面で捕りなさい”とは子供たちに言わないんだろうなって思います」
――打球を真正面で捕らなくてもいい、ですか。高校時代にたくさんノックを受けて、基礎を固め、大学時代の4年間で応用編のフリースタイルに磨きをかけた菊池選手だからこそ響く言葉です。
「基本は大事です。打球に対して真正面の体勢で入ることも重要です。けれども、やっぱり基本的に試合になれば、打てばOK、アウトになればOK、セーフになればOK。
つまり、結果の世界なんです。ただそれを小学生とかに言えないんですけども、結果的にアウトにできるなら、効率性が高ければ、どんな形でもいいんじゃないかと僕は思います。自分のやりやすいやり方でいいんじゃないかなって最近は感じていますね」
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00229080-fullcount-base
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