妊娠して、食べ物の好き嫌いが変化したり味が分かりにくくなったといった経験をしている妊婦さんも多いはずです。
妊娠したらこういった味覚の変化が生じることはよくある事なのですが、人によっては味覚障害かもしれない…と困惑する妊婦さんもいらっしゃるようです。
ここでは、妊娠中の味覚障害の原因だったり症状や、対処法に関してご説明していきます。
目次
妊娠中の味覚障害は珍しいの?
妊娠したら、今まで好きな食べものが食べれなくなったり、嫌いなものが好きになったりなど、味覚だったり食べ物の好き嫌いの変化を経験する妊婦さんはたくさんいます。
食べ物の好き嫌いについて、正確ななデータがあるわけではありませんが、100名ほど妊婦さんの症状を聞いてみると、10人中9人以上以上がそれなりの味覚変化を経験していたという調査報告も存在します。
反面、味覚障害というのは全然味がわからなくなったり、濃い味しかわからない感じで、味覚が正しく機能していない状態になります。
「決まった味しか美味しいと感じれないから味覚障害かもしれない」と不安に思っている妊婦さんもいらっしゃると考えられますが、他の味がわからないなどとても大きな問題がない場合なら、それはただ単に好みが変化しただけで、味覚障害とは異なる場合もあります。
妊娠中の味覚障害はいつからいつまで?
味覚障害の症状というのは、2種類あります。1つ目は、甘味や酸味や塩味や苦味といった味覚が弱まり、味が感じれなくなる「無味覚」になります。2つ目は、何を口にしてもおかしな味に感じたり、いつも口の中で渋みを感じたりしてしまう「異味覚」になります。
こういう症状を感じ取るケースもあれば、料理の味付けが普段と比べて全く異なることを身内から言われて自覚する場合もあるみたいです。
加えて、味覚の変化が続く時期は体質によってバラバラで、安定期に入ったら治まったといった妊婦さんもいますし、出産するまで続いたという妊婦さんもいらっしゃいます。
短期的なものであったならばあまり心配することは不要ですが、心配な場合は妊婦健診の際などにかかりつけの産婦人科で相談してください。
妊娠中に味覚が変化するのはなぜ?原因は?
妊娠すると味覚の変化だったり味覚障害が生じることはあるのですが、今のところこの原因ははっきりと判明しておりません。
妊娠するとホルモンバランスが変化したり、そして唾液が少なくなって口の中が乾いたりすることによって、味覚に変化がある可能性も考えられております。
加えて、味覚障害が引き起こる原因の一つに亜鉛不足がございます。
舌については味を感じ取る味蕾(みらい)」といった細胞が存在します。亜鉛に関しては味蕾の形成にすごく関わっていまして、身体の中の亜鉛が足りないと味蕾の機能が悪化して味覚障害に見舞われます。
ですが、妊婦さんがすべて亜鉛不足となるわけではないことから、妊娠中の味覚変化に関与しているとは決めつけられません。
これ以外に、貧血だったりカンジダ症なんかも味覚障害の原因として見受けられますが、心因性のタイプや原因不明な場合もあることから、特定することは困難だと考えられます。
妊娠中の味覚障害の対処方法はどうすれば良い?
妊娠中に味覚の変化だったり味覚障害があっても、このせいで食事や水分補給が全くできないという場合じゃなかったら、過度に不安に思うことは不要です。
妊娠中に食べ物を美味しく楽しめなかったり、妊娠前は好きだったものが味わえなくなったりすることは辛いので治したいと思いますが、原因が解明されていないわけですから対処が困難になります。
可能な範囲の対処法としては、亜鉛不足を解消するよう、煮干しや牛肉や、ごまや、のりや、きな粉といった亜鉛がたくさん含まれている食べ物を率先して食べることを意識してください。
加えて、妊婦さんは貧血に見舞われやすく、これが味覚障害に結び付く可能性もないとは言い切れません。牛の赤身肉や小松菜や、切り干し大根など鉄分をたっぷりと含む食べ物を率先して摂り入れるのが良いでしょう。
ですが、つわりの症状によって吐き気などが辛いケースでは無理し過ぎないで、食べれる範囲だけ食べるようにしてください。吐いてしまっては意味がありません。
妊娠中に味覚障害が長引く場合は産婦人科で相談しよう
妊娠中の味覚の変化はどんな妊婦さんでも可能性が考えられるものですので必要以上に不安を抱くことはありません。
ですが、どんな食べ物でも全部味がおかしかったり味が一切感じられないようなひどい症状のケースでは、栄養不足だったり大幅な体重低減が引き起こされる前に、かかりつけの産婦人科で相談してください。
変な感じを1人で悩まないためにも、できるだけ早く医師に相談して、ぜひとも嬉しい気持ちで食事を楽しめるようになるといいですね。
味覚の変化に関しての体験談
私も塩っ気を全く感じないようになって実家の塩入れに片栗粉が入ってる!!!!と騒ぎました(笑)。
私は胡椒は大丈夫だったので、胡椒をきかせて食べるようにしてました。
妊娠が原因ではないが味覚障害になったことがあるお友達がいて、彼女によるとカレーが一番味がわかる気がするとのことだったので、カレーもよく食べていました。
あとは塩分の取りすぎはよくないですが、私は糖分は平気だったので、
ジャムを塗ったトーストを食べてました。引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11106121291
しよっぱいとか、味は感じてましたが、何を食べてもおいしくなかったです。
本当に「おいしい」と思えるものが何一つない…って感じでした。「あ、ご飯がおいしい!」と思えた時に、「つわりが終わった!」と、すっきり気分爽快になりました。
5ヶ月半ばくらいだったと思います。引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11106121291
2人目の時は、中途半端なつわりが出産するまでずっとありました。
ピークは6ヶ月頃で終わりましたが、味覚はずっと変で、産むまで「おいしい」と感じられなくて辛かったです。
食べると口の中も変な味になり、それが気分悪くて、1日に何度も何度も歯みがきしてましたね。同じ人間でも、妊娠によってつわりも違いますし、収まる時期や程度も違うかな?と思いますが、妊娠で体の色んなことが変化してるので、味覚もその1つかもしれませんよね。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11106121291
このように人によって症状に差はあるのはもちろんのことで一人目、二人目の妊娠でそれぞれつわりの期間や症状は全く違ったりすることも多いのでとても難しいですね。
症状があまりにもひどい場合はすぐに医師に相談してください。