つわりがマシになってきて安定期に入って来たなら、気にかかるのは赤ちゃんの性別なのではないでしょうか。

活き活きと生まれてきてもらえるのなら、男の子であっても女の子でもどちらでも問題なしと考えていたとしても、チェックできるなら知りたいという気分になります。

二人目や、三人目であるなら、男の子を望んだり、女の子を望んだりなど願望が生じたりもしますよね。

赤ちゃんの性別はどれくらいから判別ができるようになるのでしょうか?
自分自身で判別する方法は存在するのでしょうか?

こちらでは、赤ちゃんの性別を判別することが可能な時期と手法、男女の産み分け方法などについてご案内させていただきます。

目次

妊娠して赤ちゃんの性別はいつ決まる?


赤ちゃんの性別に関しては、卵子と精子が受精した際にすでに確定しています。
妊娠中に性別に変化があることはございません。

卵子に関してはX染色体のみを持ち合わせています。
精子に関してはX染色体或いはY染色体を持ち合わせています。

卵子がX染色体を持っている精子と受精したら、赤ちゃんの染色体がXXになって、女の子となります。

卵子がY染色体を持っている精子と受精したら、赤ちゃんの染色体はXYになって、男の子となります。

ところが、受精して速攻で、受精卵に男女の判別は可能ではございません。
受精卵には未分化性腺といったものが見られ、これが細胞分裂を何回も行うことにより、ゆくゆく男性性器あるいは女性性器へと形が変化していくのです。

赤ちゃんの性器の違いで判別

男女の性別を確認するポイントに関しては、男女で異なる性器になります。
性器については、体の外に位置する外性器と、体内に位置する内性器が存在します。

X染色体だけを持っている受精卵の未分化性腺というのは、子宮や膣といった女性の内性器や外性器(小陰唇や、大陰唇など)に変化していくのです。

Y染色体を持っている受精卵の未分化性腺というのは、精巣や、陰嚢を始めとした男性の内性器や外性器(ペニス)に変化していくのです。

妊娠9週目くらいから男女の特徴に差が見られるようになって、妊娠11週目時点では男女の判別がが目に見えて可能なようになるはずです。

妊娠して赤ちゃんの性別はいつ頃分かるの?


赤ちゃんの性別に関しては、産婦人科の検診で実施されるエコー検査(超音波検査)により判明することになります。

妊娠11週目くらいになると、男女の性器の判別がわかりやすくなってくるのですが、まだまだエコー検査によって男女の性別を見定められるくらいではございません。

エコー検査によって男女の性別が判断可能になってくるのは、早い人で妊娠16週目(妊娠5ヶ月目)くらいからだと考えられます。
丁度つわりもおさまってきて、安定期に入った時期でございます。

男女の性別の判別がもっとはっきりと診断可能になるのは、妊娠24週目(妊娠7ヶ月目)に入ってからになります。

エコー審査で男女の判別方法

男の子のケースでは、赤ちゃんの太ももの間にピーナッツみたいな突起物をチェックすることが可能となります。

エコー写真において突起物を目にしたケースでは、99%以上の割合で男の子というふうに判別することになります。

女の子のケースでは、男の子の特徴と言える突起物は無くて、太ももの間に葉っぱと似ているものが見えることになります。

加えて、女の子に関しては、子宮や膀胱が黒い点という形でエコー写真に写ることになります。
男の子のケースでは、膀胱のみですので、黒い点は一つだけということです。

ですが、エコー検査を行う際に赤ちゃんの位置だったり向きが原因で、診断が困難なこともあり得ます。
お尻を向けていたりとか、足を閉じているとか、股の間に手を挟んでいるとかしていると、赤ちゃんの性器を確認することができません。

性別判断を間違えるケースも

エコー写真であれば女の子だと考えていたのに男の子が産まれたケースでは、エコー検査している時に男の子の証が絶妙に股の間へ身を潜めていたということが想定されます。

あるいは、エコー写真で男の子だと思っていたとしても、へその緒を男の子の印と思い込んでいて、産まれたら女の子だったといった場合が存在します。

エコー検査の技術に関してはレベルアップしてきているのですが、そうは言っても100%割合で赤ちゃんの性別を判断することは難しいのです。

医師に赤ちゃんの性別を教えてもらえる?

現在はおおよその病院・産院で、産まれるより前に赤ちゃんの性別を教えてくれるみたいで、気にかかるのであれば医師に聞いても大丈夫でしょう。

加えて、赤ちゃんの性別が断定できた場合は、先生の方から教えてくれることだってあります。

赤ちゃんの性別に関しては産まれて来るまでのお楽しみで知りたくない場合は、性別は内緒にしていてほしい事を医師だったり看護師に最初に伝えておいた方が安心になります。

こっちから聞くとしたら、妊娠24週目を過ぎてから男女の特徴が分かりやすく判別可能なようになった時期が間違いないです。

ですが、病院や産院の中では妊娠中に性別を知らせてくれないところも見られるみたいです。

あくまで、エコー検査のターゲットは赤ちゃんが調子よく育っているか、胎盤の位置に不具合はないかどうかを判断するためのことを忘れないでください。

男女の性別を把握するっていうのはエコー検査の本来の目的ではございませんので、あまり口うるさく医師に問いかけることは控えましょう。

妊娠中男女を判断する方法(迷信)


エコー検査が見られなかった時代の人々は、さまざまな方法で誕生する前の赤ちゃんの性別を予測していたようです。
赤ちゃんの性別に関心があるといった気持ちは、どの時代も大差ないみたいです。

これから挙げるのは必ずしも当てはまるわけじゃございません。人によって症状などは個人差があるのであくまで確信することはせずに軽い気持ちで御覧ください。

お腹の出方で判別

男の子の場合はお腹が全方に突き出ている。

女の子の場合はお腹が横に広がっている。

お腹の出方に差がでることは、妊婦の骨盤の形の誤差が原因となっております。

骨盤が広かったら、赤ちゃんの頭だったり体は骨盤の中にきれいにおさまることが可能なので前方に突き出て来ないでしょうが、骨盤が狭かったら、赤ちゃんは骨盤の中にきれいにおさまることが無理なので、お腹は前方に突き出てきてしまいます。

つわりの重さ

男の子の場合はつわいが軽め。

女の子の場合はつわりが重め。

つわりに関しては個人差が際立つため、簡単には決め付けられません。
つわりが大変だったにも拘らず、産まれたら男の子だったといったママもいらっしゃいます。

ママの顔つきが変わる

男の子の場合ママの顔つきがきつくなる。

女の子の場合ママの顔つきが優しくなる。

ママの表情とか顔つきによって変わるに関しては、医学的な根拠はございません。

食べたくなる物が変化

男の子の場合お肉が食べたくなってしまう。

女の子の場合甘いものが食べたくなってしまう。

つわりの時期に関しては食べ物の好みに変化がある傾向が強くございますが、それによって男女を把握できるとは断言できません。

手首の左右の脈の違い

男の子の場合左の手首の脈が強い。

女の子の場合右の手首の脈が強い。

手首の脈に関しては、普通強さは左右対象でございます。
とんでもなく左右差が異なっているケースでは、脈が弱い側の腕の血管に動脈硬化が生じている可能性がございますので、医師に相談してください。

いずれも古くからの言い伝えだったり迷信によるもので、科学的根拠はございません。

子供に聞いてみよう

子どもに尋ねると、「女の子だよ」だったり「男の子だよ」と知らせてくれて、赤ちゃんが産まれたら本当にあたっていたといった話しがございます。

全く根拠はございませんが、子どもの心は純粋であるということでしょう。

単純に考えれば50%で当たりますしね。

妊娠の男女の産み分け方法

男の子を作りたい

男の子が欲しいケースでは、Y精子の「アルカリ性に強いけど、酸性には弱い」と「寿命が1日のみ」といった特徴を活用します。

やり方としては、排卵日の膣内の酸性度がとりわけ弱いタイミングに性交を行います。

精子が膣内での移動距離を可能な限り短くなるように、男性器をできる限り深く挿入してから射精を試してみることがよいと考えられます。

女の子を作りたい

女の子が欲しいケースでは、X精子の「酸性に強いけどアルカリ性は弱い」と「寿命が2、3日程度」といった特徴を活用します。

やり方としては、排卵日の2日前に性交を行います。

酸性度が比較的強い膣内で排卵を待たざるをえないことから、酸性に強く、寿命が長いX精子が最後まで残る傾向が高くなると考えられます。

ご夫婦でタイミングの話し合いをしてみてはどうですか。

とは言っても、100%の可能性で産み分けが発現するということではありません。

不妊治療中とか高年齢で妊娠したいご夫婦にとっては産み分け方法に関してはおすすめできないとなっています。

産み分け方法では、要求しない性別を染色体に持っているほうの精子の数を食い止めることだと言えますので、妊娠の可能性が落ち込んでしまうことになります。

妊娠中の男女の判別についてまとめ

現在は赤ちゃんの性別を確認せずに出産を行うママやパパというのは限られるのではないかと思います。

出産する前に男女の性別を判別することにより、赤ちゃんの洋服だったり出産した後の準備がすぐに出来たり、男女一方の名前を考えることが可能などの利点が存在します。

けれど、赤ちゃんが望んでいる性別じゃなかったからといって失望することがないように、メンタルにゆとりをもって、産婦人科の先生に赤ちゃんの性別を質問することを意識しましょう。

男の子でも女の子でも、活き活きと産まれてきてもらうことが大事なことになるのです。