17年間の力士生活に終止符を打った大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32)。16日の東京・両国国技館での記者会見では、「いろいろな人に支えられ、応援してもらい、思い出すとどうしても(涙を)こぼしてしまう」と、何度も涙をぬぐった。

周囲への強い思いを口にした稀勢の里が「本当に感謝の気持ちを伝えたい」と語ったのが、15歳で入門した時の師匠である当時の鳴戸親方(元横綱・隆の里、2011年死去)だ。厳しい稽古(けいこ)で稀勢の里の礎を築いた。

亡き親方が稀勢の里に頻繁に伝えたのが、「横綱になると見える景色が違う」という言葉だ。自身も最高位を務めはした。

だが、師匠の言葉に対する実感を改めて問われ、「大関と横綱は全く違うものだった。ですが、まだまだ(4度優勝した)師匠が見ていた景色は見えなかった」。思い通りの成績を残せなかった無念さをにじませた。

17年初場所で初優勝し、19年ぶりに誕生した日本出身横綱。昇進後はけがに悩まされた。「潔く引退するか、稽古場で自問自答していた」と、葛藤を抱えていたという。それでも「ファンのため、応援してくれる方のために相撲は続けよう」。苦闘しながら土俵を務め続けた。

8場所連続休場や昨年の九州場所では初日から4連敗するなど、不名誉な記録を残した。今場所は「覚悟をもって場所前から過ごした。

自分の中で『これでだめなら』という気持ちがあるくらい良い稽古をした」。だが、初日から3連敗。「横綱として期待に沿えなかったことは非常に悔いが残る」と心境を明かした。

会見で「日本出身横綱として期待を背負ってきたことは重圧だったか」とも問われた。稀勢の里は「あの声援の中で相撲を取れたことは、力士として幸せなことだった」と言い切った。

今後は後進の指導に当たり、「一生懸命相撲を取り、けがに強い力士を育てていきたい」。最後はすっきりとした表情で会場を後にした。【真下信幸、藤田健志】


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ネットの反応

1.
相撲が大好きでまだ力士として相撲をとりたかったのでは?と思う。 ただ、大関陥落は許されても、横綱でいる以上負けがこむことは許されない。
横綱にあがる前まで強靭であった体が、あの大怪我後の弱点をカバーするような相撲の取り方やケアの仕方等の適切なアドバイスができるような指導者が周りにいれば、もう少し違ったのでは?と思う。
横綱にあがれたことは嬉しかっただろうけど、その後の日々は、完全に元のように戻れない体調とプレッシャーとの板挟みで苦悩の日々の連続だったと思うので、少し羽を休ませてほしい。
こちらも稀勢の里の取り組みほど力を入れて応援したりヒヤヒヤするほどの力士がいなくなってしまったので、それ位力を注げるほど思い入れしたくなるような力士を、厳しい稽古→横綱になれた体作りと、自身の果たせなかった夢を託し、育ててほしい。
2.
立派な横綱です。
泣けました。
3.
弱すぎる

泣きながら引退会見とは情けない

4.
師匠と同じ景色を?稀勢の里ごとき甘い人間がみえるわけない。ケガに泣かされた?五体満足で晩年まで相撲取れる人間なんていない。
ほんとにお疲れ様?無責任な人間が欠ける言葉だと思う。なにひとつ横綱としての責任を全うできなかったんだから、ただ自分が弱いといえばいいんじゃないか?
自分の甘さに一片の悔いもないってことだろうとおもう。報道されるほど記者会見開けるほど、大したことない。だから日本人はだめだといわれる。
5.
協会と横審委員会によって意図的に作り上げられた横綱。
本人の覚悟や気持ち、体の状態などどこ吹く風、世論の期待に応えたいがために好き勝手な判断と発言を繰り返した理事長連中。
本人はその期待を背負い、全うしようと尽くした。
横綱昇進後に怪我をした時、一番近くにいる味方の親方も、協会や世論に加えて本人からやりたいと言われれば、なかなか止められなかったのだと思う。
良い顔していれば誤魔化せると思っているであろう協会、こいつらの操り人形にされてしまっていた面が多分にあるだろう。
こんな経験が後進の育成に少しでも活かされることを願う。
横綱、お疲れ様でした。
6.
残念ながら、景色って少ししか見てないじゃん。
7.
先代師匠の隆の里に似ている横綱だったよ。
おしん横綱と言われていたからね。
仮定というのはありえないが、隆の里が健在であれば白鵬とならぶ横綱になっていたかもしれない横綱だと思う。
言うことなしの横綱だよ。
8.
直近記事に『辞めろ』だの『消えろ』だの『角界の恥』だのケチョンケチョンに叩いてたくせに引退宣言してからは『長い間お疲れさま』って手のひらを返しはおかしくないか?
一生懸命やって負けるのならば仕方ないのでは?
極論0勝15敗でも充分満足するけどね、ウチなら。
強烈なプレッシャーほど卑劣なものはない!
そんな強烈なプレッシャーの中でも稀勢の里はすごく頑張った!
横綱だって人間、そりゃ負け続けることだってある!負けから教えられることもある!
結果至上主義に偏るのは窮地に追い込むのと同じ。だからウチは結果至上主義は大嫌い!
稀勢の里もようやく強烈プレッシャーから開放出来たのでしばらくはゆっくりまったり静養してほしい。大変な中で本当にお疲れさま!
9.
お疲れ様でした!少しゆっくりしてください。大変なプレッシャーだったと思います。
10.
まずはお疲れ様でした。19年振りの日本人横綱への期待は我々が想像している以上のプレッシャーでしたでしょう。今はプレッシャーから解放されてどんな感じなのでしょうか。しばらくはゆっくり休んでください。とにかくお疲れ様でした。
11.
さぞや無念だったろう。
12.
辞めるのが遅いわ
13.
もっと早く辞めればよかったのに
14.
今大関として土俵に上がると勝てたりするのかな…と今でも思わせてします。そんなとこも含め夢をもらった横綱だった。有難う。
15.
よこずなから一回だけ大関に降格できるルールはないの?それでもだめなら引退とか。かわいそうに


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16.
親方になるよりも、応援してくれた茨城県民のために、IBARAKI SENSE の店長に!
17.
昨日まで相撲とってたんでしょ。
それが今日引退で、次の名前まで決めてある、のが、なんか不自然、、、

前から決まってた?
この引退。

18.
横綱まで登り続けたのは事実です。強いのは確かです。本当にお疲れ様でした。
19.
歴史上最弱の面汚し

相撲なんてなくなっていいよ

世の中の役に立たないデブ救済機関だろ

20.
本当に、「これでは終われない」という気持ちが伝わっていました。痛みのわかる模範になる親方になると思います。
21.
ケンカ殺法で来る相手にもしっかり組んで相撲を取るスタイルには派手さは無かったですが、
言い訳も一切せずに精進を重ねて横綱までなったんですから
後の成績より、それまでの道のりを
日本の相撲ファンとして賞賛したい思いです。

お疲れ様でした。ありがとうございました。

22.
大怪我をしても、十分な修復期間を与えてやる気持ちは横綱審議会には無かったのは残念ですね。
23.
お疲れ様でした。大好きな力士でした。稀勢の里は今でも強い力士だと思ってます。後進の指導頑張ってください。有難う御座いました
24.
稀勢の里の記者会見を見ていて
思わずもらい泣きしました。

怪我に悩まされ続けながらも
自分自身に厳しく取り組みを
続けてこられた稀勢の里の
姿勢はまさに横綱そのもの。
記者会見終了後の記者からの
拍手がそれをものがたって
いました。

本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
引退は残念だけどなぜかホッと
した自分がいます。

25.
怪我が無かったらと言う意見も有るけど。
それも強さの1つですよ。
心技体が揃ってなかったって事に繋がるので引退は誰が見ても正解でむしろ遅すぎた。
26.
稀勢の里の「一生懸命やりました」の言葉は
凄く気持ちが伝わった。多くを語らずとも
一つ一つの言葉の重みを感じれる会見でした
素晴らしい力士で横綱でした。お疲れ様でした
27.
先代が存命だったらと何度も思ってしまった。
28.
「務めはした」ってなんやねん。
29.
金星献上マシーン、引退遅すぎ。
30.
勝負師にしかわからない事がある!知りもしないくせにコメントするなよ!がんばって生きてきた人だよ!おだまりッ!


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