多くの妊婦さんが体験する妊娠初期のつわりですが、症状としてはたくさんの種類があり、特にありがちなのが吐きつわりになります。

ドラマだったり映画で妊娠のサインという形で、吐き気をもよおして洗面所に向かうシーンを思い浮かべる人もいると思われます。

ここでは吐きつわりとというのはどんなものか、いつまで続くのか、嘔吐の対処法についてご紹介していきます。

目次

妊娠初期の嘔吐が伴う吐きつわりってどんな症状なの?


吐きつわりというのは、食事をしたりしていなくても、嘔吐を催す症状になります。吐き気の強さは人によって異なり、吐き気を感じるだけの妊婦さんもいれば、実際に嘔吐してしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

加えて頻度に関しても人それぞれ違ってきます。吐き気が一日中続く妊婦さんもいます。

昨日は吐き気がすごくて吐いたりしたけど今日は大丈夫っていう感じで一日毎に変わってくる場合もあります。

一週間毎に吐き気に襲われたりなにも感じなかったりする場合もあります。

1日の中でも朝のみ吐き気が生じやすい、あるいは昼間に吐き気が強くなるといった場合もございます。

妊娠初期に吐きつわりが生じる原因は?

実際のところ、つわりがどうして生じるかはいまだに確実な原因が判明していません。しかし、数多い妊婦さんが何かしらのつわり症状を体験していることもあって、妊娠が原因の身体の中の変化と濃密な関係性があると言われています。

妊娠前と後で大きく変動することがホルモンバランスになります。

・hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

・エストロゲン(卵胞ホルモン)

・プロゲステロン(黄体ホルモン)

というようなホルモンの分泌量の増加のタイミングで嘔吐等のつわりの症状がみられることからこういったものが原因で嘔吐やその他のつわりが人によって生じると考えられております。

妊娠中の嘔吐(吐きつわり)はいつまで続くの?


人によって差はありますが大半は、妊娠5〜6週にかけて起こり胎盤が完成する妊娠12〜16週くらいに治まってきます。12週目で、いきなりピタッと吐き気がなくなったと言っている妊婦さんもいらっしゃいます。

ですが、その期間に関してはあくまで目安ですので、妊娠12週より早く吐きつわりがなくなる妊婦さんもいますし、妊娠16週以降も吐きつわりが継続している妊婦さんもいますので、つわり対策を行うケースでは、落ち着いてくる時期まで続けることが良いでしょう。

妊娠初期に吐きつわりで吐いてしまう場合の対処法

吐きつわりに関しては妊娠における生理的な症状ですので、根本的に取り除くことが不可能です。吐き気を少しでも無くすためにちょっとした工夫を重ねてみましょう。

食べても大丈夫なものを見つける

吐きつわりの時はどんな物を口にしても気持ち悪くなってしまいます。しかし、人によって差は見られますが、口にできるものは何かしらあるはずです。初めに色々口に運んで、とにかく口にできるものを探しましょう。

通常は水分がたくさんあり冷たいものは楽に食べられることが多いことから、冷却した果物だったりそうめんなどを試してみることをおすすめします。

この他には、ポテトチップスみたいなジャンクフードなら口にできるという妊婦さんもいらっしゃるので、敬遠しないであれこれとお試しください。

食事は複数回に分ける

口にできるものが分かっても、一度に沢山口にすると気持ち悪くなるケースがあります。吐きつわりの間は1回毎の食事量を少なくし、1日あたりの食事の回数を引き上げることが望ましいです。一回で大量の食事を作って細かく分けて冷凍保存しておけば役に立ちます。

ストレスをためないように

精神面でのストレスがもたらされると吐き気がどんどん悪化するケースがあります。とりわけ妊娠初期に関しては、これから新しい家族をもてなす幸せな気持ちと、家族関係だったり仕事の不安になる気持ちが一緒になるタイミングになります。1回目の出産だとしたら、出産に対する心配も大きいと思います。

十分に栄養を摂りたいのにも関わらず吐き気が続いて口にできないと、不機嫌になったり苦痛に感じたりしてストレスが蓄積してしまうでしょう。

この状況では負のスパイラルとなるので、お気に入りの映画を観たり、好きなことをしたり、生まれてくる赤ちゃんのことをイメージしたりして、日常的にストレスを解消してください。

加えて、家族だったり友人などというような、周囲の人に不安な気持ちを話し、認識してもらうことも大事です。相談に乗ってもらうだけにより、気持ちが良くなることだってあります。

妊娠初期に吐きつわりを和らげる食べ物は?


つわりの症状が酷いケースでは、病院だと点滴が活用される場合があります。点滴の成分の中で、ビタミンB6がつわりの症状を穏やかにする効き目があると言われていますので、食事もできるだけ取り入れていきましょう。

ビタミンB6を多く含む食べ物は、バナナやマグロ等の魚類、肉類になります。

加えて、つわりで一切口にできないケースでは、アイスも役立つでしょう。冷たく舌触りが良いだけに限らず、糖分やカロリーも十分に摂取可能になります。

吐きつわりでなにも食べれないときは?

吐きつわりで普通に食事ができない限り、お腹の赤ちゃんに栄養分が届かないはずだと心配になってしまいますよね。

間違いなく赤ちゃんのことを考えれば栄養バランスがしっかりした食事を行うことがベストだと思いますが、妊娠初期の時点だと胎児に関しては母体に蓄えられた栄養素で成長することが可能なのです。

食事が難しくても赤ちゃんに付与する影響は少なく、あまり心配することは不要です。

吐きつわりによって食べることがつらいケースでは無理をしないで、つわりが済んだら栄養バランスを考えた食事してください。「十分に食べなくては」という意識がストレスとなって吐き気をひどくさせるケースもあるので、それほど考えこまずに過ごすことができると賢明です。

妊娠中の嘔吐に関しての体験談

現在23wの2人目妊婦です。
私も7週ほど早くはありませんでしたが、安定期に入る前に子どもから胃腸風邪をもらいました。
下痢はひどくありませんでしたが、嘔吐が2日ほど続き、近所の旦那さんの実家に緊急避難させてもらい、えらい目にあいました。

ご飯が食べられないので、産婦人科でブドウ糖の点滴を元気になるまで何度かしてもらいました。料金は1000円以下だったと思います。
私は切迫流産で子どもがちょっと小さめと言われた中での胃腸風邪だったので、心配で仕方ありませんが、今も元気に育って23wになってくれました。

私自身過食嘔吐で妊娠し出産しました。
私も治療はしていたもののうまくいかず
治療しながらの出産でした。
でも、妊娠期間中も過食嘔吐毎日のようにしてました。

先生からはつわりが臨月まで続く人もいる
それに比べたらまだ栄養取れてるからマシだよ
って励ましてもらいながらでしたがホント子どもに申し訳なかったです。

そのせいかは分かりませんが、妊娠期間中は
血液検査で子どもに異常があるといわれたり
出産時すごく大変でした。
出産に丸3日、痛み止めも役に立たずじまいでした。

でも、子どもは元気でもうすぐ1歳です。
私は今現在も過食嘔吐です。
育児ノイローゼ心配されましたがそれもなく
ちゃんと子ども育ててます。
子どものために少しでも早く治したいです。

今6ヶ月ですが、私も5ヶ月初め頃に初嘔吐しました。
もともとつわりは「えづく」のが大半で吐かずにいましたが、
それでもかなりしんどくて食べれる物も限られてて辛かったです。。。
そんなピークが過ぎて、少しずつ食べられる物が増えた5ヶ月目、
調子にのって主人と中華料理のランチをたらふく食べた夜、
冷蔵庫か流しだかの匂いが突然気持ち悪くなり吐きました。
もともとつわりピーク時は冷蔵庫も開けられませんでしたから^^;
それに懲りて量を調節して食べるようにしてます。

今つわりが終わったと思ってても、
ふとした瞬間(空腹時満腹時多し)に戻ってきます。
油断してるだけに気持ち悪さ倍増です><
でも、嬉しくなって食べちゃうんですよね。。。わかります!
ガーっと行かずに、ちょっとずつで、頑張りましょうね!

あまりにも吐きつわりがひどい場合は病院へ

吐きつわりの間は無理矢理食べなくても問題なしと話しましたが、全く口にできないだけでなく水分補給も困難だというケースでは気を付ける必要があります。

尿の量も減ってきて体重も低下したとなれば、脱水症状なんかで母体と胎児に悪影響を及ぼす可能性もあります。

このケースではつわりがひどくなった妊娠悪阻の場合も想定されるので、しっかりとかかりつけの産婦人科医に診察していただきましょう。病院だと吐きつわりの症状を緩和させて貰える為、我慢し過ぎないで相談しましょう。