路線や駅ごとに異なるメロディーへ
鉄道の駅では古くから、「ジリジリジリ」といったベル音で列車の発車を案内する「発車ベル」が使われてきました。しかし、東京エリアで地下鉄を運営する東京メトロは、発車ベルに「ポォー」という独特な音を使用。ベルというよりはブザー音で、2004(平成16)年に民営化される前の営団地下鉄時代から使われているものです。このため「営団ブザー」と呼ばれることもあります。
一方、鉄道の駅では音楽を使ったメロディー音に切り替えるところが増えており、東京メトロでも発車メロディーの導入駅が増えています。まず1991(平成3)年、部分開業した南北線の各駅に導入。2008(平成20)年に開業した副都心線も開業と同時に発車メロディーを導入しています。
それ以外の路線では引き続きブザーを使っていましたが、2010年代に入ると発車メロディーへの切り替えが本格化しました。
線内各駅のメロディーを進行方向につなぐとひとつの曲になったり(東西線)、駅がある地域と関係が深い歌謡曲を採用(銀座線・神田駅の「お祭りマンボ」など)したりして、路線や駅ごとに特色を持たせています。
一方、発車メロディーの導入駅が増えるに伴い、長らく使われてきた「営団ブザー」の使用駅が減少しています。地下駅のホームで「ポォー」を聞く機会も減り、いまでは懐かしさすら覚える音になりました。
「営団ブザー」は今後どうなるのでしょうか。東京メトロの広報部に話を聞きました。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00010001-norimono-bus_all
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